2024年8月、フリーアナウンサーの川口ゆりさんがSNSでの発言をきっかけに大きな炎上騒動を引き起こしました。
「夏場の男性の匂いや体臭が苦手すぎる」との投稿が批判を呼び、最終的には所属していた事務所から契約を解除される事態にまで発展。
この出来事は、SNS発言のリスクとその影響力を再認識させるきっかけとなり、メディア業界全体に波紋を広げました。本記事では、この炎上の経緯とその後の展開について詳しく解説します。
川口ゆりのSNS投稿が炎上
「夏場の男性の匂いや体臭が苦手すぎる」発言とは？
「ご事情あるなら本当にごめんなさいなんだけど、夏場の男性の匂いや不摂生してる方特有の体臭が苦手すぎる。常に清潔な状態でいたいので1日数回シャワー、汗拭きシート、制汗剤においては一年中使うのだけど、多くの男性がそれくらいであってほしい…」
引用元：川口ゆりさんのX ※現在は削除済み
2024年8月8日、フリーアナウンサーの川口ゆりさんがX（旧Twitter）に投稿した内容が瞬く間に炎上しました。
この投稿に対して批判が集まったため、川口さんは追加で以下のように投稿しました。
「一日に何度もシャワーに入れない人もいると非難の言葉を沢山貰いますが、そういう話をしてるのではなく。気付かぬうちに不快にさせることが誰しもあるから、できる範囲で清潔感を保つことが大事。特にこんな酷暑なら過剰に気をつけるくらいでもおかしくない。その例えがシャワーという話をしているのです。」
引用元：川口ゆりさんのX ※現在は削除済み
川口さんは「夏場の男性の匂いや不摂生している方特有の体臭が苦手すぎる」といった投稿を行い、これが多くのユーザーの反感を買いました。
彼女の意図は日常生活での不快感について率直に語るものでしたが、多くの人々には「男性全般に対する偏見」として捉えられ、特に「不摂生している方特有の体臭」という表現が批判の的となりました。
投稿削除後も続く批判と反応
この投稿はすぐに拡散され、数万件のいいねを獲得する一方で、批判的なコメントも相次ぎました。
翌日、川口さんは問題の投稿を削除し、事態の沈静化を図ろうとしましたが、事態は収まりませんでした。
ネット上では「不快だ」とする声が増え続け、一部のユーザーからは「男性差別だ」との非難も寄せられました。
川口さんは、続けて投稿の意図を説明し、誤解を解こうとしましたが、批判の声はさらに大きくなっていきました。
川口ゆり所属事務所からの契約解除発表
「当社は、2024年8月10日（土）をもって、川口ゆりとのアナウンス事務所VOICE所属契約を解消いたしましたのでご報告申し上げます。川口氏はX（旧Twitter）のSNSに於いて、異性の名誉を毀損する不適切な投稿行為が認められたことから、当社はアナウンス事務所として、所属契約の維持は困難と判断し、やむなく契約解除通知をするに至りました。」
引用元：フリーアナウンサー事務所VOICE公式サイトより
8月10日、川口さんが所属していたアナウンス事務所は、公式サイトを通じて川口さんとの契約を解除したことを発表しました。
事務所側は「異性の名誉を毀損する不適切な投稿行為が認められたため、所属契約の維持が困難と判断した」と説明しています。
この発表により、川口さんの炎上はさらなる注目を集め、メディアでも大きく取り上げられることとなりました。
川口ゆりの釈明と謝罪
川口ゆりの謝罪文の内容
この度は私の不用意な発言で不快にさせ、傷つけてしまった方が多くいたこと、大変反省しております。言葉を扱う仕事をしている者として未熟でした。
以後、言葉で誰かを傷つけてしまうことがないように精進してまいります。
本当に申し訳ございませんでした。— 川口 ゆり yuri kawaguchi (@funifuniyuri) August 11, 2024
川口ゆりさんは、自身の発言が引き起こした炎上に対して、8月11日にX（旧Twitter）で謝罪文を投稿しました。
謝罪文の中で川口さんは、「私の不注意な発言で多くの方を不快にさせ、傷つけてしまったことを深く反省しています。言葉を扱う仕事をしている者として未熟でした」と述べています。
また、今後は言葉の選び方により一層注意を払うことを誓い、「このようなことが二度と起こらないように精進してまいります」と結んでいました。
この謝罪文は、発言の意図が誤解されていたことに対する弁明を含んでいましたが、一部のユーザーからは謝罪が遅かったとの批判も寄せられました。
川口さんの謝罪にもかかわらず、炎上は収束する気配を見せず、SNS上では議論が続いています。
炎上に対するSNSユーザーの反応
川口さんの謝罪投稿に対して、SNSユーザーの反応は賛否両論でした。
支持者は「彼女は反省しているのだから許してあげるべきだ」という意見を表明する一方で、批判者は「発言の内容そのものが問題であり、謝罪では済まされない」と厳しい態度を示しました。
一部のユーザーは、川口さんの謝罪を受け入れつつも、「公の場での発言には十分注意が必要だ」との教訓を示すコメントを投稿しています。
これに対し、川口さんを擁護する声もあり、「彼女は単に自身の感じたことを正直に表現しただけで、そこまで責めるべきではない」といった意見も見受けられました。
契約解除に対する賛否両論
契約解除を支持する声
川口さんの所属事務所が契約解除を発表した後、この対応についてもSNS上で大きな議論が巻き起こりました。
契約解除を支持する声の多くは、「川口さんの発言は明らかに不適切であり、メディアに関わる者としての責任を果たせていなかった」というものでした。
また、「もし性別が逆だったら、もっと大きな問題になっていただろう」と指摘するコメントもあり、事務所の対応を妥当とする意見が見られました。
夏場の激臭おじに苦言を呈しただけでクビはかわいそうじゃね？！
チビとは違ってどうにでもできることやん？スポンサーに苦情の電話する前に風呂入ってくれ頼むわ、お前らマジでくさいで https://t.co/qW9BZAkCBQ
— たぬかな (@kana_xiao) August 12, 2024
このように、川口ゆりさんの炎上とそれに続く契約解除は、社会全体におけるSNS発言のリスクと責任についての重要な議論を呼び起こす結果となりました。
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